都市の未来と芸術祭を考える3夜連続トークシリーズ 「0場(ゼロバ)」
- 12月6日(火) 林千晶(ロフトワーク共同創業者、代表取締役)×宮城聰(演出家/アジア舞台芸術人材育成部門プロデューサー/ SPAC-静岡県舞台芸術センター 芸術総監督)
- 12月7日(水) 伏谷博之(タイムアウト東京代表取締役)×齋藤貴弘(弁護士)
- 12月8日(木) 島原万丈(HOME’S総研 所長)×今和泉隆行(地理人研究所)
都市の未来と芸術祭を考える3夜連続トークシリーズ「0場(ゼロバ)」では、国内外のクリエイターやアーティスト、識者を招き、アートと社会の関係性の未来に関してのトークを行う。
- ■第1夜:12月6日(火)「テクノロジーとパフォーミングアーツ」
- 林千晶(ロフトワーク共同創業者、代表取締役)×宮城聰(演出家/アジア舞台芸術人材育成部門プロデューサー/ SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督)
- 今年からバイオ研究のコミュニティ「バイオクラブ」を立ち上げる一方、茨城県北芸術祭のコミュニケーションディレクターを務めた林千晶と、パフォーミングアーツの現場で様々な身体性に向き合ってきた宮城聰が、太古から続く「芸術祭」というフォーマットからパフォーミングアーツとバイオテクノロジーの掛け合わせまで、様々な可能性を語り合う。
- ■第2夜:12月7日(水)「ナイトカルチャー」
- 伏谷博之(タイムアウト東京代表取締役)×齋藤貴弘(弁護士)
- 6/23に施行された風営法の改正により、限定的ではあるがナイトクラブの深夜営業が可能になった。世界の成熟都市では、深夜帯の文化と経済が都市経済のドライバーとして注目を浴びており、本年4月にはアムステルダムに各都市のナイトカルチャーの代表が集う初の「ナイトメイヤーサミット」が行われ、日本からも渋谷区の「ナイトアンバサダー」であるZEEBRA氏と風営法改正のロビー活動を率いた弁護士の斎藤貴弘が参加した。ライブエンタテインメント業界のみならずホテルや飲食業、そして都市と文化の関係性においても大きく影響のある新しい経済圏について、先のロビー活動で活躍した齋藤貴弘氏と、ロンドンから始まり世界の都市にネットワークを持つタウンガイド「タイムアウト東京」代表取締役の伏谷博之が、深夜の文化と莫大な成長の可能性を持つ深夜の文化・経済について語り合う。
- ■第3夜:12月8日(木)「街を掘る」
- 島原万丈(HOME’S総研 所長)×今和泉隆行(地理人研究所)
- 都市を「センシャス・シティ[官能都市]」という感性指標から俯瞰し、成熟社会の都市価値を研究する島原万丈と、子供時代の空想地図作りから始まった地図マニアとしての趣味が高じて、現在地理に関する様々な執筆講演活動を行う今和泉隆行が、池袋の街を舞台に現実と空想を行き交わせ「東京芸術祭」が池袋にもたらす可能性などを縦横無尽に語り合う。
- 【0場(ゼロバ)】
- 舞台公演では「幕」と「場」という言葉を使い、進行の区切りとするが、「0場」とは、舞台の幕が上がる前の状態を指す用語。このトークイベントでは、芸術祭や芸術祭が社会に及ぼすことなどについて自由に語り合う前庭的な「広場」として「0場」を開催する。
プログラム詳細
会場 |
WACCA IKEBUKURO 4階ギャラリー |
---|---|
日程 |
|
上演時間 |
約90分 |
上演言語 |
日本語 |
ジャンル |
講座・シンポジウム |
チケット
全席自由 | 無料・要予約(定員30名) |
---|
ご予約はこちらから:Peatix
キャスト/スタッフ
会場協力 | WACCA IKEBUKURO |
---|---|
主催 | 東京芸術祭組織委員会 |
アーティストプロフィール
- 林千晶(ロフトワーク共同創業者、代表取締役)
- 早稲田大学商学部、ボストン大学大学院ジャーナリズム学科卒。花王を経て、2000年にロフトワークを起業。クリエイティブエージェンシーとして、Web、ビジネス、コミュニティ、空間などをデザインするプロジェクトを手がける。 2.5万人のクリエイターが登録する「loftwork.com」、デジタルものづくりカフェ「FabCafe」、素材に向き合うコワーキング施設「MTRL」を運営。 MITメディアラボ 所長補佐)、グッドデザイン賞審査委員、茨城県北芸術祭コミュニケーションディレクター、林業のイノベーションに取り組む官民共同事業体「株式会社飛騨の森でクマは踊る」代表取締役社長などを務める。
- 宮城聰(演出家/アジア舞台芸術人材育成部門プロデューサー/ SPAC-静岡県舞台芸術センター 芸術総監督)
- 1959年東京都生まれ。演出家、2007年よりSPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督。東京大学で演劇を学び、1990年ク・ナウカ旗揚げ。国際的な公演活動を展開、同時代的テキスト解釈とアジア演劇の身体技法や様式性を融合させた演出で高い評価を得る。代表作に『王女メデイア』『マハーバーラタ』『ペール・ギュント』など。2004年「第3回朝日舞台芸術賞」、05年「第2回アサヒビール芸術賞」受賞。06年よりアジア舞台芸術祭(現・東京芸術祭 アジア舞台芸術人材育成部門)のプロデューサーを務める。
- 伏谷博之(タイムアウト東京 代表取締役)
- 1966年島根県生まれ。91年関西外国語大卒。大学在学中にタワーレコード入社、2005年、社長に就任。同年、ナップスタージャパンを設立し、社長を兼務、日本初の音楽サブスクリプションサービスを開設。09年タイムアウト東京を設立し、代表に就任。
- 齋藤貴弘(弁護士)
- 2006年に弁護士登録の後、勤務弁護士を経て、2013年に独立し、業務拡大に伴い2016年にニューポート法律事務所を開設。幅広い企業クライアントの法律業務を取り扱うとともに、近年は、ダンスやナイトエンターテインメントを規制する風営法改正をリードするほか、外国人の就労ビザ規制緩和などにもかかわり、各種規制緩和を含む各種ルールメイキング、さらには規制緩和に伴う新規事業支援にも注力している。
- https://newport-law.com/
- 島原万丈(HOME’S総研 所長)
- 1989年株式会社リクルート入社、株式会社リクルートリサーチ出向配属。以降、クライアント企業のマーケティングリサーチおよびマーケティング戦略のプランニングに携わる。2004年、結婚情報誌「ゼクシィ」シリーズのマーケティング担当を経て、2005年よりリクルート住宅総研。2013年3月リクルートを退社、同年7月株式会社ネクストHOME’S総研所長に就任。ユーザー目線での住宅市場の調査研究と提言活動に従事。2014年『STCK & RENOVATION 2014』、2015年『Sensuous City [官能都市] 』を発表。
- 今和泉隆行(地理人研究所)
- 1985年生まれ。7歳の頃から空想地図(
実在しない都市の地図)を描き、 大学生時代に47都道府県300都市を回る。IT企業勤務、 DTPデザイン・オペレーターを経て、2013年に独立、 2015年に(株)地理人研究所を設立。 テレビ番組やゲームの地理監修・地図作成、記事執筆、講演、 ワークショップ企画、社員研修を行う。今後は地図・ 地理情報を多くの人に届ける「地理情報の編集・デザイン」 に注力していく。(株)ゼンリン アドバイザー、日経ビジネスオンライン ライター。